チャット販売のジールス 総額50億円を資金調達
オンラインチャットを用いた接客システムを、企業向けに提供する提供するジールス(東京都目黒区)は、総額50億円を調達した。2022年5月22日に発表した。
調達した資金は、プロダクト開発・販売体制の強化に充てる。また、チャットコマースの海外展開や、より豊かなチャット体験に役立つ自然言語生成分野にも投資する。
今回の資金調達では、政府系ファンドのJICベンチャー・グロース・インベストメンツ、Zホールディングス傘下のZ Venture Capital、日本郵政キャピタル、米国セールスフォース投資部門であるSalesforce Venturesを引受先として35億円を得た。またみずほ銀行、三菱UFJ銀行から15億円の当座貸越枠を確保した。
ジールスは2021年11月、東証マザーズへの上場を決めていたが、株式市場の動向などを理由に、同年12月に上場手続きの延期を発表している。