NOT A HOTEL 一般客も利用できる初のホテルブランドを立ち上げ
富裕層オーナー向けのシェア型別荘を展開しているNOT A HOTEL(東京都渋谷区)は2025年12月15日、一般客も利用できる新たなホテルブランド「HERITAGE by NOT A HOTEL」と「vertex by NOT A HOTEL」を立ち上げたと発表した。
「HERITAGE by NOT A HOTEL」は、歴史的価値のある建物を単に保存するのではなく、現代の人々が泊まり、集い、体験する空間へと昇華させ、文化財や歴史的建築を持続可能な形で未来へつなぐプロジェクト。歴史と現代が交わる場所から、次世代へ続く「未来への遺産」を創出していくことを目指す。第一弾は、世界遺産である京都の東寺(教王護国寺)のかつての宿坊をリノベーションしたホテルとなる。
「vertex by NOT A HOTEL」は、まだ誰も体験したことのない、未来の暮らしを具現化するホテルシリーズ。建築、テクノロジー、デザインなどのあらゆる領域の最先端が交差する、次世代のライフスタイルを実験する場を目指す。第一弾は沖縄で、故ザハ・ハディッド氏が設立した建築事務所、Zaha Hadid Architectsが日本で初めて手掛けるホテルとなる。
NOT A HOTELは2020年設立のスタートアップ。「世界中にあなたの家を」をコンセプトに、世界的な建築家やクリエイターが手がけるデザイン性と、IoT などのテクノロジーによる快適性を両立した、ハイエンドなシェア型別荘「NOT A HOTEL」を提供している。全ての「NOT A HOTEL」を相互に利用できるネットワーク性が特徴で、自宅や別荘のように資産として保有できる物件を毎年10泊単位からシェア購入できる。同社は創業から5年で9拠点を開業し、2025年11月末時点で累計契約高624億円・オーナー数1115名を達成した。
