交通・観光予約をスマホ1つで 紀伊半島外国人観光客受入推進協議会

紀伊半島外国人観光客受入推進協議会は2022年9月16日、紀伊半島の観光地における鉄道・バスや観光施設、アクティビティ等のチケットの予約・決済・利用がスマートフォン1つで可能となるWeb システム「KiiPass」の運用を9月27日から開始すると発表した。交通・観光のDXによってチケットレス・キャッシュレスを実現し、観光の利便性を高めるとともに、周遊観光を促進する。 

同協議会は和歌山県を事務局に県内自治体や近畿圏の鉄道・バス事業者で構成。2021年度に高野山エリアでチケットのデジタル化に関する実証実験を行っており、ここでの知見を踏まえシステムを改良した上で、今年度は対象を熊野エリアに拡大する。実施期間は11月30日まで。

KiiPassで鉄道・バスチケットや観光施設、アクティビティの予約を行った観光客には、飲食店や土産物店等で利用できるクーポンを付与し、周遊を促す。高野山エリアでは39施設、熊野エリアでは37施設がクーポン利用に参画する。

同協議会はインバウンド回復後も見据え、ウィズコロナ時代に対応した観光周遊モデルの構築を目指していく。

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KiiPassの対象エリア