名古屋鉄道 駅の商業施設でAIデジタルサイネージ活用の実証実験を開始

名古屋鉄道は2024年1月11日、オプティメース(東京都渋谷区)が提供する人工知能によるデジタルサイネージ分析技術と、C1X Inc.(米国カリフォルニア州)が提供するカウントダウンQRコードを活用した人流創出の実証実験を、2024年1月16日より実施すると発表した。同実証実験は、同社グループにおけるオープンイノベーションを推進する名鉄オープンイノベーションLabの活動の一環。

実証実験では、駅にAIデジタルサイネージを設置して「カウントダウンQRコード」を含む「SAKUMACHI商店街」のプロモーション動画を放映し、広告の効果やQRコードによるクーポンを取得した人が実際に商店街へ来訪するかを検証する。

デジタルサイネージには、独自AIと連動したカメラを取り付けることで、広告を表示しているデジタルサイネージの前を通った人数およびサイネージを見た人数、その通行人の性別・年代等の属性を推定して統計を取り、広告の効果を検証する。

また、カウントダウンQRコードには、QRコードを使用できる回数をリアルタイムに管理する機能を実装。これにより、クーポン発行者は上限を設定した回数限定クーポンを発行でき、クーポンの発行枚数を最適に管理することができる。一方、利用者や通行人にとっては、回数制限によって希少性が生まれるため、カウントダウンQRコードを探してクーポンを取得し、実際に使用するインセンティブが高まり、人流や来店の促進が期待できる。

240112

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