八丈島をスマートアイランドに みずほ銀行と八丈町が包括連携協定

みずほ銀行及びみずほリサーチ&テクノロジーズは2022年8月30日、東京都八丈町と「サステナビリティ及びDX推進に関する包括連携協定」を締結したと発表した。観光・水産業・防災減災・行政などのDXやデータ連携基盤の導入を推進し、データ利活用を通じた八丈島のスマートアイランド化を目指す。

みずほ銀行はメガバンクとして唯一八丈島に拠点を構えている。同行は2020年8月に八丈町及び八丈町商工会とキャッシュレス化推進に関する連携協定を締結し、島外学生支援給付金のキャッシュレス化やIoTセンタ等を活用した防災DXに取り組んできた。

さらなる連携の強化に向けて、今回の包括連携協定を締結。産業振興、移住定住促進、安心安全な地域社会インフラ整備、島民の利便性向上の4項についてDXを推進し、八丈島ならではの魅力を活かした持続可能な地域社会の創出を目指す。

例えば島の基幹産業である観光業のDXでは、ザトウクジラなどの島ならではの自然環境の価値を高めるために、エコツーリズムやホエールウォッチングにおけるアプリ・AIの活用やVRコンテンツの導入を検討し、自然環境と共生した観光業の活性化を目指す。 

また、2022~2024年度に八丈島が取り組む、東京都の「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」にもみずほ銀行として参画、事業計画や施策立案、オープンイノベーション等に関して伴走支援を実施する。

みずほ銀・八丈島

みずほ銀行、八丈町の包括連携協定締結記者会見の模様