東京計器、Synspective 小型SAR衛星量産工場で協業へ

東京計器は、Synspective(東京都江東区)と小型SAR(synthetic aperture radar、合成開口レーダー)衛星の量産化に向けたパートナーシップを締結し、協議を開始したことを2022年6月17日に発表した。

Synspectiveは、人工衛星の開発・運用、ならびに衛星データやその活用によるソリューションプロバイダー。人工衛星を打ち上げ、2023年中に合計6機、2026年前後までに30機体制の衛星群(コンステレーション)構築を計画している。小型SAR衛星は、夜間や曇りの日でも地上を観測できるという特徴がある衛星だ。

東京計器は今回、Synspectiveの量産工場のパートナー選定を受け、那須工場内にクリーンルームを備えた衛星組立棟を建設し、量産開始を目指す。また、長期ビジョンとして掲げている「東京計器ビジョン2030」において、宇宙事業を新たな成長ドライバーの候補としており、将来的に衛星活用ビジネスによって安全な社会の実現に貢献することを目指している。

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