北いわてMaaS推進協議会 北いわて圏域においてMaaS事業を開始

4社からなる「北いわてMaaS推進協議会」は、2021年10月6日より北いわて圏域において、協働でMaaS事業を開始することを、2021年9月29日に発表した。協議会はIGRいわて銀河鉄道、三陸鉄道、岩手県北自動車、ジェイアールバス東北で構成されている。

この取組は、岩手県「いわて次世代モビリティサービス実証事業(MaaS推進実証事業)」の委託業務だ。協議会は、北いわて圏域において、MaaS事業の支援と地域の交通課題解決に向けたモデル構築を推進し、新たなモビリティサービスの協議や連携事業の実施に関わる連絡調整を行う目的で立ち上げられた。

今回開始するサービスでは、圏域内の複数事業者の交通データを一元化し、交通機関の検索、チケットの予約、デジタルチケットの発行、運賃決済などを、交通手段や運行会社に関係なくワンストップで行えるようにする。また、交通情報にとどまらず、エリア内の飲食店、観光施設、宿泊施設などの情報を統合するとともに、これら施設と連携した企画商品の予約・決済も行う。そのほか。デジタルチケットを購入した利用者へのエリア内施設で利用できるクーポンも用意する。利用者はスマートフォンでのアプリやWEBサイトを介して、これらのサービスを利用できる。

北岩手2109