AIチップのArchiTek 11.8億円を資金調達を実施

エッジAIチップ 「AiOnIc」を開発しているJ-StartupベンチャーのArchiTek(大阪市)は、シリーズCラウンドで約11.8億円の資金調達を実施したことを、2022年6月20日に発表した。

「AiOnIc」は、ArchiTekが独自に考案した設計で、小型・低消費電力でかつユーザーのそばでスマートにAI処理と画像・音声処理が実行でき、さらにAI処理と画像・音声処理をワンチップで実現するもの。

今回調達した資金は、「AiOnIc」の量産のためのマスク製造費、「AiOnIc」に搭載する他社製の回路IP(知財)費、並びに関連するソフトウェア開発費に充てる。来年度中に「AiOnIc」の販売開始を計画しており、その際にチップ販売だけでなく、「AiOnIc」を搭載したカメラモジュールやシングルボードコンピュータ、関連ソフトウェアを発売できるよう、開発を進める。

今回の調達先は下記の通り。
・SMBC信託銀行(既存)
・テックアクセルベンチャーズ(既存)
・三菱UFJキャピタル(既存)
・アイテック阪急阪神戦略パートナーズ投資事業組合
・SMBCベンチャーキャピタル
・360ipジャパン
・SBI インベストメント
・日本ベンチャーキャピタル

ほか、個人投資家、法人投資家による投資もある。

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