三菱鉛筆 海洋プラスチック使用ペンで業界初のエコマーク取得

三菱鉛筆は2022年7月8日、同社の油性ボールペン「ジェットストリーム」シリーズから、「ジェットストリーム 海洋プラスチック」を、環境に配慮したノベルティ専用商品として販売すると発表した。2022年7月11日より受注を開始する。日本国内で回収された海洋プラスチックごみと使い捨てコンタクトレンズの空ケースからリサイクルした「ポストコンシューマープラスチック」をボールペン軸に採用したもの。

同ボールペンは、文具業界で初めてエコマーク商品類型No.164「海洋プラスチックごみを再生利用した製品」の認定を取得。軸材は、海洋プラスチックごみを使用した再生樹脂とコンタクトレンズの空ケースを使用した再生樹脂で構成され、ほぼ100%のポストコンシューマー材を採用した商品となる。

今回販売する「ジェットストリーム 海洋プラスチック」は、テラサイクルジャパン、伊藤忠商事との協力の下に国内で回収した海洋プラスチックごみと、HOYA アイケアカンパニーの協力の下にコンタクトレンズ専門店「コンタクトのアイシティ」の店頭などで回収した使い捨てコンタクトレンズの空ケースを使用している。近年、SDGsの達成に向けて企業の環境問題への配慮や対応が求められているが、三菱鉛筆では社会全体および環境問題への取り組みとして、サステナブルな筆記具開発を目指し、バージンプラスチックの使用を削減した商品開発に取り組んでいる。

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新開発ポストコンシューマープラスチックでできたボールペン「ジェットストリーム 海洋プラスチック」