森ビル　虎の門ヒルズに官民共創インキュベーション拠点を開設

森ビルは2022年10月13日、ソーシャル・エックスと共同運営する官民共創インキュベーション拠点「逆プロポ・ラボ@ARCH」を虎ノ門ヒルズ内に開設したと発表した。大企業と全国の自治体を繋ぎ、「大企業の課題解決力」と「自治体が抱える社会課題」を掛け合わせ、新規事業創出と社会課題解決に向けた事業の共創を推進する。

「逆プロポ」とは、企業が関心のある社会課題を提示し、それに対して自治体をマッチングさせることで、課題解決のアイデアや企画の共創を推進する、ソーシャル・エックスが提供する官民共創プラットフォーム。自治体が課題を提示する従来の公募プロポーザルの流れを逆転させ、企業は自社の強みを活かせる自治体を、自治体は課題解決に協働できる企業を見つけやすくなるという。 

森ビルは2020年4月、虎ノ門ヒルズに大企業の新規事業創出に特化したインキュベーション施設「ARCH」を設置、現在約110社800名が入居している。「逆プロポ・ラボ@ARCH」ではこれらの入居企業と自治体の共創を目指す。具体的には、自治体と大企業を対象としたオンライン・オフラインの交流イベントや対話の場の提供、両者によるアイデア創出の推進、官民共創に関心の高い自治体職員のコミュニティ形成などに取り組む。

「逆プロポ」の仕組み