日本のスタートアップを5年で10倍に 内閣に担当大臣を新設

木原誠二内閣官房副長官は2022年8月1日の会見で、スタートアップ政策の司令塔として内閣に「スタートアップ担当大臣」のポストを新設すると発表した。山際大志郎経済再生大臣が兼任する。スタートアップ担当大臣の元、2022年末をめどに「スタートアップ育成5か年計画」を策定し、日本のスタートアップを今後5年で10倍に増やす方針。

スタートアップ担当大臣はスタートアップ支援策を一元的に実施。世界に伍するスタートアップ・エコシステムをつくり上げ、持続可能な経済成長と社会課題解決の両立を図るべく、行政各部の所管する事務の調整を担当する。

あわせて、8月1日付で内閣官房にグローバル・スタートアップ・キャンパス構想推進室を設置。海外の大学等とも連携し、スタートアップの形成を目指すキャンパス構想の具体化を図る。さらに、内閣官房に海外ビジネス投資支援室を設置し、技術やノウハウを生かした日本企業の海外投資の支援体制を強化した。

ニュース1グラフスタートアップ

国内スタートアップの社数と資金調達額の推移(出典:ユーザベース「INITIAL」)