三井不動産が構想する「IoT時代のふつうの住まい」
ICTの活用が進み、あらゆる機械がネットワークにつながる未来、住宅はどのように進化し、どのような暮らしが当たり前になるのか。三井不動産が開催した「2020ふつうの家展」から考える。
「楽しさ」から未来を構想
三井不動産レジデンシャルは8月、「2020ふつうの家展」を開催した。文字通り、2020年の住宅で当たり前になるであろう技術やシステムを紹介する展示会だ。
未来の家に関する検証は、すでに多くの機関やメーカーで行われているが、高齢化、医療・介護、環境、電力問題など、課題解決のためにどのようにICTや先端テクノロジーを使うかを考える研究が多かった。困難を乗り越えた先に豊かな生活がある、という発想である。
それとは異なり、三井不動産レジデンシャルがこだわったのは「楽しさ」からの想像だ。同社取締役常務執行役員の高松茂氏は言う。「2020年は家と人、住宅設備などがネットワークですべてつながっている。そんな時代だからこそ可能な、家族や友人との楽しい繋がり方や、コミュニケーション方法を考えました」。そのため、企画製作は面白法人カヤックとトラフ建築設計事務所が参加する、業種横断形式で行われた。
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り76%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。