学研 教育・介護分野のスタートアップ投資を開始

学研ホールディングスは、教育・介護分野のテクノロジー企業を対象とした投資活動、「Gakken Innovation-Tech Fund(Gakken Capital)」プロジェクトを開始する。2021年1月13日に発表した。2025年までに総額30億円規模の投資を実行する計画だ。

国内外の教育・介護市場のイノベーションを目的としている。コロナ危機下の社会で、教育・介護分野におけるデジタル化が急速に進んだ。学研ホールディングスでは、この急速な変化を事業機会に転じるため、スタートアップ企業と深く協働し、様々なシナジーを追求していく考えだ。同時に、自社グループの組織、人事、企業風土を時代に合わせてアップデートすることも狙っている。

プロジェクト主体は、学研ホールディングスの投資検討チーム。同チームは、会計財務、経営戦略、デジタルを主管する社内戦略部門とCVC(Corporate Venture Capital)関連の知見・経験を有する外部専門家で構成する。投資対象はスタートアップ企業で、エドテック、ケアテック領域の企業や、学研グループとのシナジーが期待される企業、グループの事業拡張において重要なDX推進関連のITサービス、システムの企画・開発力を持つ企業だ。基本的には事業が成長を始めた段階の企業、継続成長の段階に入った企業を対象にするが、高い事業シナジーが見込まれる場合は創業間もない企業も対象とする。

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