丸井錦糸町店 優先エレベーターを譲るようAIが促す実証を実施

丸井錦糸町店は、パナソニック、パナソニック システムソリューションズ ジャパンと協力して、2020年12月22日から2021年3月中旬まで「優先エレベーター利用案内報知サービス」の実証実験を実施する。2020年12月21日に発表した。

実証実験では、導入階の1階とレストラン街の7階のエレベーターホールに、パナソニックのセキュリティカメラとスピーカーを各1台ずつ設置する。カメラが車椅子、白杖、ベビーカーを検出した際に、優先エレベーターをこれらの対象者が利用できるよう、スピーカーから「お譲りの協力」を自動アナウンスする、というもの。

丸井錦糸町店では、2020年6月にミライロハウスがオープンしたことをきっかけに(関連記事)、車椅子や白杖などを利用する方の来店が増えており、インクルーシブな店づくりに注力している。

今回の実証実験はその一環。優先エレベーターと気付かずに利用する人が多く、車椅子や白杖などを利用する人が優先エレベーターに乗れないという課題を解決する。パナソニックのAIを用いた画像物体検知技術を活用し、優先エレベーター利用状況の改善を目指す。

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