建築現場データに基づく金融分析モデル構築に挑戦 NEDOプロで

ランドデータバンク(東京都港区)は、オプティム、ビルディングサポート(福島県郡山市)、フォトラクション(東京都中央区)、ランドログ(東京都港区)と連携し、建築現場のデータ収集・分析に基づく金融分析モデルの開発を開始する。2020年12月15日に発表した国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) の「Connected Industries 推進のための協調領域データ共有・AIシステム開発促進事業」の助成事業に採択されたことを受けたものだ。

ランドデータバンクは、建設業界に特化した金融サービス提供を目指す企業。建設工事に着目し、工事に関する様々な現場データを収集・解析することで、最適な金融サービスを提供することを狙っている。

今回のプロジェクトにおける各社の分担は次の通り。オプティム社は、業種別AI・IoTソリューションで、現場データを収集し業務を効率化する。ビルディングサポートは、建設現場情報可視化アプリによる建設工程管理データの収集と、顧客満足度・生産性向上を実現する。フォトラクションは、写真データを中心とした作業進捗状況や検査結果データを収集し、工事関係者に即座に情報共有して作業効率アップを図る。ランドログは、建設現場における建機の稼働データや高精度測量データを収集・蓄積・解析する「見える化IoTソリューション」の提供でランドデータバンクと連携し、建設プロセス全体を変革する。

また、同事業では現在、データ収集のための試験運用に協力する建設関連企業を募集している。

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