横須賀市、楽天 配送ロボット公道走行の実証実験を開始

楽天と横須賀市は、自動配送ロボット(UGV:Unmanned Ground Vehicle)によるスーパーからの商品配送サービスの実現に向け公道走行実証実験を2020年12月14日から開始した。横須賀市馬堀海岸地域の住宅地(約200m×約120mの範囲)で、UGVが公道を安全に自動走行できることを実証する。

走行中のUGVは、実験地域から約5km離れた「横須賀リサーチパーク」から遠隔監視する。今回の実験は、同地域のスーパーマーケット「西友 馬堀店」から、近隣の住宅へ商品を届けるサービスを念頭に置いたものだ。2021年前半には、 実際に近隣住民からの注文を受けて、商品を届けるサービスを期間限定で提供する予定だ。

政府は2021年度のできるだけ早期に、遠隔制御された多数台の低速・小型の自動配送ロボットを用いたサービスを可能にするための関連法案の提出を行う方針を打ち出したところだ。楽天と横須賀市では、今回の公道走行実証実験が制度整備に貢献できると期待している。

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