東武鉄道、JTB 日光での環境配慮型・観光MaaS導入に着手

東武グループとJTBグループは、栃木県の日光地域における国内初の環境配慮型・観光MaaS(仮称:日光MaaS)の2021年度導入に向けた具体的な検討に着手する。2020年10月21日に発表した。

日光地域を訪れる観光客の約7割はマイカーを利用している(栃木県調べ)。このような中で、栃木県では二次交通の利便性向上やEV(電気自動車)の導入促進による環境負荷低減などの「環境にやさしい観光地づくり」を推進しており、2020年度は奥日光エリアで運行する低公害バスのEV化などが予定されている。

日光MaaSは、上記のEVバスとも連携する官民連携の事業だ。鉄道とEVカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」の検索・予約・決済にかかわる手続きのワンストップ化を目指す、国内初の取り組みとなる。さらに、移動だけでなく、ネイチャーアクティビティなどの観光コンテンツや宿泊との連携を順次強化していく予定だ。

東武グループとJTBグループは、栃木県が日光地域において推進する環境施策と密に連携し、脱炭素社会への移行と周遊観光の振興による地域活性化を同時に進める。地域のブランドを強化するとともに、地域との連携による長期的発展を目指していく考えだ。

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