JR東日本と農業総研 農業の活性化に向け、資本業務提携

東日本旅客鉄道(JR東日本)と、農業総合研究所(和歌山県和歌山市)は資本業務提携した。農業総合研究所が実施する第三者割当増資をJR東日本が引き受ける。2020年10月14日に発表した。

今回の提携により、農業総合研究所の有する生産者との接点および物流ネットワークと、JR東日本の豊富な顧客接点、鉄道ネットワークを活用し、流通の効率性向上と生産者の収益力向上につなげる。

具体的には、JR東日本の駅や駅周辺施設を活用し、農業生産者にとって利便性の高い集荷場の整備を進める。農産品を通じて生産者と消費者の結びつきを深めることで新たなコミュニティをつくり、アグリツーリズムなどの展開により、交流人口の拡大を目指す。また、JR東日本グループが運営する小売店舗およびインターネットショッピングモール「JREMALL」にて、集荷した農作物を販売する。

両社は生産者と消費者の双方にメリットのある取り組みを通じて、農業の活性化を目指す考えだ。

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