サンポール、ユアサ商事、応用地質 車止めで冠水検知へ実験開始

2020年9月8日、サンポール(広島県広島市)、ユアサ商事、応用地質は、共同開発した冠水センサ付きボラード(車止め)を静岡県内に設置し、実証実験を開始したことを発表した。合わせて、パトロール水位と通行止め水位など、冠水状況を異なる2つの深度で検知する新機能を追加した。

冠水センサ付きボラードは、予め設定した水位(30mm~300mmまで任意に設定可能)に達すると、冠水を検知する。他にも非常灯(LED)をフラッシュさせ、危険を周知し、近隣住民や通行車、運転者が危険箇所に近づかないように知らせる機能や、冠水を感知すると、道路管理者や関係機関にメールで通知をする機能がある。

豪雨などによる冠水を道路管理者がいち早く把握できれば、災害による事故の抑制につながる。実証実験では、静岡県の協力のもと、田方郡函南町内の国道136号に冠水センサ付きボラードを2基設置。2020年9月から1年間、道路パトロールや通行止めなど、道路管理オペレーションへの有効性などを検証する。

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