eiicon 大企業とベンチャーのマッチングサイトをリブランド

eiicon company(東京都港区)は、2017年から運営してきたオープンイノベーション・プラットフォーム「eiicon」を2020年7月11日に再編し、新ブランド「AUBA」と「TOMORUBA」を立ち上げた。企業が共創の相手を探すマッチングの機能はAUBA、新事業創出に向けたオウンドメディアはTOMORUBAとなる。

新ブランド立ち上げに合わせて、みらいリレーションズ(東京都渋谷区)と連携し、AI分析による企業マッチングシステムの開発プロジェクトを開始する。みらいリレーションズの超高速データ解析モジュール「シナプスエンジン」を利用して、精度の高い共創相手のリコメンド機能をAUBAで利用できるようにする。

また、AUBAに掲載する自社PRページの作成を支援するオンラインコンサルティングチームも立ち上げた。eiicon companyのアドバイスで的確な情報発信ができるようにし、企業・団体間の面談の可能性を増やす。

さらに、AUBAのユーザーインターフェースとデータベースを分離し、APIによる外部システムとの連携を可能にしている。他社のシステムにAUBAを連携させることで、地域を限定した企業の紹介や、海外とのマッチングも可能になる。

2017年に活動を開始したAUBA(旧eiicon)は、2020年5月の時点で登録会員数1万5000、共創の実績も280社にのぼっている。eiicon company代表の中村亜由子氏は、「オープンイノベーションは波紋から潮流になりつつある」と話した。コロナウイルス感染症の影響下でも、オンライン会議による企業同士のマッチングは加速しており、地理的な場所の制約を受けないオープンイノベーションは活発化しているという。

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