Momo 従業員検温のIoTサービスを発売 神戸市危機管理室で実証へ

IoTシステム開発を手掛けるMomo(神戸市、月刊事業構想2019年9月号参照)は、2020年6月10日、コロナウィルス対策向けIoTサービス「検温がかり」「IoTガードマン」を発売したと発表した。非接触検温システムとIoTシステムを連動させ、発熱疑いの職員の検出・データ保存と、その移動・1メートル以内での他者との接触を自動記録する。

工場や病院などの事業所向けのサービス。非接触検温システムとビーコン、スマホアプリの連動により、万一、コロナウイルス感染者が発生した場合でも、濃厚接触者リストを迅速に作成でき、また社内の消毒に必要な感染者の滞在場所のデータも取得できる。

Momoは、神戸市危機管理室において、高体温の職員の所在記録に関する実証実験を始めることも発表した。神戸市におけるコロナ対策の重要部局の1つ、危機管理室の室内にビーコンを複数配置し、職員の室内での移動情報を記録。感染予防策の検証や、発症者が出た場合の調査資料として活用する。万一の場合の組織機能の喪失を最小限に抑えることを目指す。実証実験の期間は8月半ばまでの2カ月程度を予定している。

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