治験ペーパーレス化のアガサ 4.2億円を資金調達

アガサ(東京都中央区)は、第三者割当増資と日本政策金融公庫からの融資で、総額4.2億円を資金調達したことを2019年9月11日に発表した。

同社は、治験・臨床研究のペーパーレス化と事務作業削減を実現する文書管理クラウドサービス「Agatha(アガサ)」を提供している企業。医療・医薬分野で必要とされる、日米欧のコンプライアンス要件に準拠していることをが特徴で、既に北米・欧州・中国の8カ国に展開している。調達した資金を利用してユーザ数を一気に増加させ、2020年までに国内1000医療機関での利用と、海外売上比率5割の達成を目標としている。調達した資金は、国内外の営業活動・マーケティング活動の強化と、AIを活用した治験・臨床研究の業務効率化機能の拡充に充てる。2019年内にも、AIによる書類チェック機能のリリースを予定している。

今回は、新規投資家としてGMO VenturePartners、米Salesforce.comの投資部門である Salesforce Ventures、既存投資家としてモバイル・インターネットキャピタルが第三者割当増資を引き受けている。

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