楽天グループ 5Gをテーマとするイベントを横浜で開催

楽天は、2019年7月31日から8月3日までパシフィコ横浜で開催するイベント「Rakuten OPTIMISUM 2019」について発表した。楽天グループではこれまで、「楽フェス」や「楽天うまいもの大会」、「楽天トラベルEXPO」など、各事業ごとにユーザーや出店者を対象とするイベントを開催していた。70以上のサービスを展開する楽天グループ全体で、1つのイベントを開催するのは今回が初めて。

イベントの中心テーマは「5G」だ。高速・低遅延な無線通信システムがもたらす社会変革の一端を感じられる展示や、講演などを集めた。イベントは3つのパートからなり、一般ユーザー向けの体験型イベントは入場無料で参加できる。楽天のお取り寄せグルメを集めた「グルメエリア」「ショッピングエリア」や、サッカーを高精度VRで体感できる「近未来体験エリア」など、7つの展示エリアで、5G時代の社会を体験できるようにした。このエリアは完全キャッシュレスで、決済はクレジットカードや電子マネー、楽天ペイ(アプリ決済)などのみを受け付ける。

また、企業トップや研究者などを集めた講演・パネルディスカッションは有料チケット制で公開する。これらの講演には、5Gとフィンテック、モビリティ、エンタメ、医療などをテーマに各セッションを構成する計画。楽天の三木谷浩史代表取締役会長兼社長をはじめ、インテル コーポレーションCEOのロバート・スワン氏、ノキアソフトウエア プレジデントのバスカー・ゴーティ氏、Lyft社の共同創業者兼社長のジョン・ジマー氏などが登壇予定だ。

さらに、楽天ユーザーから条件を満たした人を抽選で招待して開催するライブイベントでは、YOSHIKI氏がパフォーマンスをする。楽天 常務執行役員 CMOの河野奈保氏は、「初めての会場で開催するグループ初のイベントだが、既存イベントの参加者数から推測して、相当の来場者を見込んでいる。楽天市場のユーザーが他のサービスを使い始めたり、出店者が利用サービスの幅を広げたりするクロスユースの拡大を目指す」と話した。

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