ASC認証養殖ブリを欧州へ出荷

黒瀬水産(宮崎県串間市)は、ASC認証を取得している養殖ブリ「活じめ黒瀬ぶり」を、欧州市場向けに初めて出荷したことを2019年3月14日に発表した。2019年3月末までに7.5トンの輸出が予定されており、2019年度には18トンを輸出する計画だ。

ヨーロッパでの販売は、黒瀬水産の親会社のニッスイグループのノルディック・シーフード社が担当し、英国などで外食向けに提供する。冷凍品として輸出し、レストランなどで、刺身や寿司の素材となる見込みだ。

黒瀬水産は、2017年12月に、世界で初めてブリのASC認証を取得していた。ASC認証は、持続可能な養殖業に付与される認証で、WWF(World Wide Fund for Nature、世界自然保護基金)とオランダの持続可能な貿易を推進する団体であるIDH(The Sustainable Trade Initiative)が設立支援した水産養殖管理協議会(Aquaculture Stewardship Council)が運営して。黒瀬水産は加工場については、ASC認証の養殖魚を出荷するためのCoC認証も得ている。国内向けには、既に2018年、2019年と出荷の実績がある。

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