官僚による公共セクターでの副業・兼業などのサポート組織が活動開始

一般社団法人トライセクターは、2019年3月7日、活動開始を発表した。国家公務員のキャリア開発支援と、地方公共団体や一般社団法人など公益を目的とする非営利団体と国家公務員との間のマッチングを行う団体だ。

団体の目的は、国家公務員が、地域の現場に飛び込む活動をすることで、継続的に学び、視野を広げて「トライセクター人材」となることを後押しすること。 国家公務員の専門性を高めていくと同時に、現場に即した政策立案ができるようにする。また、多様なワークスタイルが社会でより普通のものとなることにより、質の高い官民連携とオープンイノベーションを実現とする「官民知識循環型社会」を目指していく。まずは、国家公務員と民間受け入れ候補先によるマッチングサイトを立ち上げる計画だ。

代表理事兼理事長には、Farmstay & Countryside Tourisim代表取締役の山内絢人氏が就任する。同氏は2011年に財務省に入省し、主計局を経て独立・起業した。副理事長に就任する一般社団法人スクール・トゥ・ワーク代表理事の古屋星斗氏は経済産業省出身だ。

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