小田急電鉄 川崎市の向ケ丘遊園跡地の開発計画を発表

小田急電鉄は、2002年3月に閉園した向ケ丘遊園跡地の開発計画概要を決定したと、2018年11月30日に発表した。豊かな自然環境を活かして、人が集う憩いの場を再整備する。

閉園の時点で29万平方メートルの規模があった向ケ丘遊園。跡地の一部は、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムとして利用されているが、半分以上が用途未定のままだった。今回開発計画が発表された16万2700平方メートルのうち、3万9300平方メートルは自然体験エリア、2万9900平方メートルは商業施設エリア、2万5600平方メートルは温浴施設エリアとして開発される。2021年度には基盤整備工事に着手し、2023年度に竣工予定だ。

自然体験エリアは アウトドア系施設やグリーンショップのほか、グランピングやキャンプなどの宿泊機能を備える。商業施設エリアには、飲食業態を中心に、周辺施設をはじめとする地域資産を結ぶ「ハブ機能」を持たせる。温浴施設は伝統的な温泉旅館風のデザインとし、訪日外国人を含めた集客力を持つ施設とすることを計画している。

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