保育園向けITサービス企業hugmo 3億円を増資

ソフトバンクグループ社員の新規事業提案制度から設立されたhugmo(東京都港区)は、ソフトバンク、加賀電子を引受先とする3億円の第三者割当増資を実施したと2018年8月15日に発表した。調達した資金は、保育園向けクラウドサービスhugmoの機能拡張と、保育園や幼稚園への営業強化に充てる計画だ。

具体的には、現在hugmoが他社と共同開発中の、保育園での午睡中の体動異常を検知するIoTセンサーを使って、hugmoに「hugsafety」サービスを追加するため、その設計を行う。hugsafetyでは、園児の体動データを管理し、自治体に提出するため簡単に出力できる。厚生労働省が2018年4月から「保育園等におけるICT化推進等事業(事故防止対策分)」として市区町村に交付している補助金で、保育園がhugsafetyを導入できるようにする。また、増資の引受先の加賀電子と協力し、同社が持つエレクトロニクスの総合商社の知見を生かして、保育園のICT化を進めていく。

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