アシックス、KDDI スポーツ選手の体調・成績管理システム企業に出資

ユーフォリア(東京都千代田区)は、KDDIが運営する「KDDI Open Innovation Fund 2号」と、アシックス・ベンチャーズを引受先とする第三者割当増資を実施したと、2018年8月7日に発表した。ユーフォリアは、SaaS型スポーツデータマネジメントシステムを開発・提供している企業。

ユーフォリアの「ONE TAP SPORTS」システムは、スポーツ選手のコンディショニングやトレーニングに必要な情報を一括して記録・管理できるもの。試合や練習により得られるデータと、食事メニューやケガの状態などを組み合わせて分析できる。選手に適切な指導やアドバイスを提供するための基盤と言える。ラグビー日本代表など10以上の競技の日本代表チームや、200を超えるチーム、6000名以上のトップアスリートのコンディション管理、パフォーマンス向上をサポートした実績がある。

アシックスでは、自社の知見とユーフォリアのデータ・システムを組み合わせたサービスを検討する計画だ。高校・大学などにおけるスポーツのデータ活用を進め、学生スポーツの活性化に寄与することを目指す。KDDIにおいては、スポーツ領域における新たなビジネスの共創に向けた取り組みという位置づけだ。

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