厚労省 小学生の下校後の過ごし方を検討する専門委を発足

 

厚生労働省は、2017年11月8日、放課後児童対策に関する専門委員会の第1回目の会合を開いた。小学校を下校した後、家に保護者がいない児童が、保護者の帰宅までの時間を過ごす放課後児童クラブは、共働き家庭の増加に伴い需要が増えている。量の拡充に加え、質の確保などのニーズに対応するため、放課後児童対策について検討する専門委員会を立ち上げた。

 

1回目の専門委員会では、検討の論点を確認した。放課後の時間の過ごしやすさや安全面だけでなく、子供の社会性を育む視点からも、児童の成長・発達に応じた放課後の時間の過ごし方を考える必要が指摘された。放課後児童クラブの運営面では、待機児童を出さないための、量の確保をどう進めるかや、指導員の確保、災害時などの安全確保をどうするか、などを議論する。さらに、文部科学省と厚労省が2014年に作成した「放課後子ども総合プラン」の検証や、文科省が所管する放課後子供教室との連携についても論点とすることが提案された。

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