府中市と東電、otta 小学生の見守りサービスの実証実験を開始

府中市は、東京電力ホールディングス、otta(福岡市)と、ビーコン搭載ホイッスル型端末「tepcotta」を用いた見守りサービスの実証実験を2017年11月1日に開始した。府中市内の3つの小学校が参加する。ottaは、専用端末を用いた見守りサービスを提供するベンチャー企業。

 

この見守りサービスでは、専用端末の位置情報履歴を、スマートフォンやパソコンで把握できる。また、あらかじめ登録した基地局付近を見守り対象者が通過した場合に、その位置情報を専用アプリやメールで通知することが可能だ。専用端末は、 GPS端末と比べると電池寿命が長いため、頻繁に充電する必要がない。ビーコンの電波を受信する基地局は、電源に挿すだけで設置できることから、見守りの基盤となるシステム網の構築が簡単にできるという特徴もある。

 

tepcottaを用いた見守りサービスは、2017年5月に渋谷区が導入している。府中市では、今回の実証実験の経過を見ながら、市内での見守りサービスの導入について検討する。小学生だけでなく、高齢者の安全確保に使えるかどうかについても検証する計画だ。

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