鳥獣被害は食べて解決 農水省が改正指針を発表

農林水産省は、「鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための施策を実施するための基本的な指針」を改正したと、2017年10月30日に発表した。農作物に被害を与えるシカ、イノシシ、クマなどの野生動物について、市町村の被害防止計画に定める事項として「捕獲鳥獣の食品としての利用等」を明記した。また、国がジビエの利用に関する人材育成を図ることと、国民の理解増進に配慮することを追記している。

 

さらに、今後の施策推進上、力点を置くべき事項として、ジビエの利用拡大に関する記載を整理し、追加した。具体的には、鳥獣の捕獲から運搬・処理加工までを一貫して実施する体制の整備や、需要拡大、安定供給・流通環境の整備などへ総合的に対応する。

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