経済産業省 必要な人材像とキャリア構築支援策検討WGを開催

経済産業省は、「我が国産業における人材力強化に向けた研究会・必要な人材像とキャリア構築支援に向けた検討ワーキンググループ」の第一回会合を2016年10月16日に開催した。ワーキンググループの座長は法政大学の諏訪康雄・名誉教授。

 

人材力強化に向けた研究会で検討されるのは、(1)必要とされる人材像の明確化、(2)キャリア自立の促進、(3)転職・再就職の円滑化の3テーマだが、必要な人材像とキャリア構築支援に向けた検討ワーキンググループでは、(1)と(2)について主に検討する。より具体的には、「人生100年時代」における「社会人基礎力」のあり方、働く人のキャリア構築に向けた企業の取り組みのあり方、産業政策からみた必要な人材像の明確化、リカレント教育のあり方等について検討する。

一回目の会合で、経産省は、2006年に同省の有識者委員会で提唱した「社会人基礎力」を、時代の変化に合わせて見直すことを提案している。社会人基礎力は、職場や地域社会などで、様々な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力を3つの能力、12の能力要素で定義したものだが、産業構造と社会の変化により、求められる能力が広がっていることや、新しい資質・能力が求められるようになったことが背景にある。

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