日本生命 ESGと脱炭素でファイナンス枠を拡充
2023年3月6日、日本生命保険は、これまで掲げていたESGテーマ投融資および脱炭素ファイナンス枠の数量目標を拡大すると発表した。同社はこれまで、ESGテーマ投融資1.7兆円(2017-2023年度)と脱炭素ファイナンス枠5000億円(2021-2023年度)の目標を掲げ、グリーンボンドやグリーンローン、ソーシャルボンド、トランジション・ファイナンスなど、さまざまな投融資を実施してきたが、今回新しく2030年目標を設定した。
日本生命による2022年12月末時点での累計投融資額は、ESGテーマ投融資全体が約1.78兆円、脱炭素ファイナンス枠が約5200億円となり、約1年前倒しで目標を達成した。2017-2030年度の目標として、ESGテーマ投融資では5兆円、うち脱酸素ファイナンス枠で3兆円を目標とする。この目標に基づき、テーマ投融資を一層拡大するとともに、それを通じた社会へのアウトカムの創出に積極的に取り組み、その計測・管理についても強化していく。