JR東日本、NTT東日本、KDDI 高輪・品川エリアで都市OSの実証を開始

JR東日本、NTT東日本、KDDIの3社は2023年12月26日、東京都データ連携・活用促進プロジェクトの採択を受け、都市OSを活用した新サービス提供の実証に向けた協定を締結したと発表した。高輪ゲートウェイ駅と品川港南エリアで2023年12月から2025年3月にかけて、非常時と平時における混雑緩和を目的にした実証実験を行う。

実証実験では、首都直下型地震の非常時を想定した案内誘導サービスの検証を行う。具体的には、高輪ゲートウェイ駅や品川港南エリア内の施設において、蓄積された人流データなどの都市OSのデータを組み合わせ、避難誘導の案内放送や、ロボットによる人々の誘導を行い、一時避難と街への誘導をスムーズに行うための検証を行う。また、平時において、鉄道遅延等による駅や電車の混雑時の誘導や、遅延解消後に帰宅等を促す案内誘導を検証する。

3社は今回の実証を通じて、TAKANAWA GATEWAY CITYと品川港南エリアのデータ連携に必要な都市OSの設計思想や基本機能をエリア共同で検討することで、開発が進む品川駅周辺エリアとの連携によるエキマチ一体の新たなスマートシティモデルの実装を目指していく。

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