凸版印刷×日本カバヤ・オハヨーHD 共創ワークショップを開催

事業構想大学院大学 事業構想研究所では、岡山市に本社を置く、食品メーカーのカバヤ食品、オハヨー乳業を中心とした「日本カバヤ・オハヨーホールディングス」において、SDGsやDXへの対応など次期中期へ向けた戦略事業を検討するプロジェクト研究を、2022年5月〜2022年10月で大阪校および岡山市にて実施している。

今般、本プロジェクト研究におけるプログラムの一環として、凸版印刷が手掛けるショールーム「PLAZA21」にて、凸版印刷、日本カバヤ・オハヨーホールディングス、事業構想研究所による共創ワークショップを開催した。「PLAZA21」は、同社が約120年の歴史の中で培ってきた「印刷テクノロジー」を進化・発展させた技術・製品を展示するショールームだ。社会のデジタル化が加速する中、「社会的価値創造企業」を目指す同社の、持続可能な社会の実現に向けたソリューションを発信している。 

本ワークショップは、事業構想研究所が過去、凸版印刷にて実施したプロジェクト研究の修了研究員 久米 陵太氏 (凸版印刷 西日本事業本部 関西事業部) の企画によって実現。ワークショップでは、同社のDX推進を題材に情報交換を行うとともに、素材としての「紙」の持続可能性や近年同社が力を入れているメタバース事業などをテーマにしたディスカッションを行った。

参加した研究員からは「様々なソリューションは、パートナー企業との共創・アライアンスによって構築されており、それぞれの強みを活かした取り組みにより、スピード感を生み出しているのだと実感した。」、「オフセット印刷の特性を活かした技術は、まさに逆転の発想で、それは品質を徹底しているからこそできるものであり、事業のヒントを感じた。」などの感想が寄せられ、他社との交流で刺激を感じたようだ。 

今回のワークショップは、プロジェクト研究をきっかけに他社同士の交流が実現し、将来の社会像を再考するとともに、今後、プロジェクト研究内で中期でのコアの事業を再確認し、そのコア事業、事業コンセプトを具現化していくための機会となった。

ニュース1_カバヤショールーム

凸版印刷が手掛けるショールーム「PLAZA21」

ニュース1カバヤ_見学風景 (1)

展示されている技術・製品の説明を受ける研究員