生鮮流通DX推進のフーディソン 東京証券取引所グロース市場へ新規上場

生鮮流通のDXを推進するフーディソンは2022年12月16日、東京証券取引所グロース市場に上場したと発表した。同社は現在、飲食店向け生鮮品EC「魚ポチ(うおぽち)」、いつも新しい発見のある街の魚屋「sakana bacca(サカナバッカ)」、フード業界に特化した人材紹介サービス「フード人材バンク」の3事業を展開している。 

株式上場にあたり、代表の山本徹氏は「『世界の食をもっと楽しく』というフーディソンのミッションの元で、様々な出会いに導かれてたどり着いたのが『生鮮流通に新しい循環を』というビジョンです。生産と流通と消費をテクノロジーでつなぐプラットフォームを創り出すことで、無理・無駄・ムラのないサステナブルな世界が実現できると確信しています。デジタル化が進んでいない生鮮流通には、まだまだ新しい出会いとつながりがあると期待しています。今回の株式上場を機に、より多くの出会いを求め、つながりを一層発展させていきたいと考えております」とコメントしている。

フーディソンは、山本徹氏が、ある三陸のサンマ漁師から「船のガソリン代も稼げない」「息子には漁師を継がせたくない」という話を聞いたのをきっかけに水産業に問題意識をもち、2013年4月に設立。以降、生鮮流通の新たなプラットフォーム構築に挑戦している。

フーディソン上場1219