隠岐ジオパーク推進機構 ローカルガイド活躍へM&Companyと協力

島根県隠岐郡のDMO、隠岐ジオパーク推進機構は2022年12月20日、M&Company(岐阜県飛騨市)と、隠岐諸島で活躍するローカルガイドの活動の幅を増やす体制づくりや、中長期的に島の観光価値を高める事業推進を目的にした業務委託契約を締結したと発表した。 

約600万年前の火山活動により形成された隠岐は、島前(海士町、西ノ島町、知夫村)と島後(隠岐の島町)の有人4島を含め約180の島々から成り立つ離島。2013年に「世界ジオパーク」に認定されており、地球上でこの地域でしか見られない独特の生態系や、かつての火山活動が大地に刻んだ痕跡を見つけることができ、また日本の歴史や考古学上でも重要な場所として知られている。

現在各島ではジオツーリズムを体験する案内人として多数のローカルガイドが活躍しており、隠岐ジオパーク推進機構はこれまでにガイド養成講座の開催や、ジオガイド認定制度などを行ってきた。今後は「持続可能なツーリズム」を柱にローカルガイドとの連携を進めていく予定で、今回のM&Companyとの業務提携は、ローカルガイドの活躍の場をさらに広げることを目的にしている。今後、同機構はM&Companyとの中期計画の策定を進めていく。

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