NTT-BS 有機廃棄物を炭化する資源循環サービスの提供開始
NTTビジネスソリューションズ(大阪府大阪市)は、ウエルクリエイト(福岡県北九州市)との連携により、「地域食品資源循環ソリューション(バイオ炭化タイプ)」を2022年3月10日より提供開始する。2022年2月2日に発表した。これに先駆け、2022年2月3日より、このソリューションの導入コンサルティングの提供を開始する。
「地域食品資源循環ソリューション(バイオ炭化タイプ)」は、廃棄される農作物の非可食部などの有機資源をバイオ炭に再生するもの。農地に施用すれば土壌を改良でき、さらには炭素貯留によるカーボンネガティブをも実現するソリューションだ。
NTTビジネスソリューションズが、食品関連事業者、農業法人などへ、様々な有機資源からバイオ炭を生成するバイオ炭素窯をレンタル提供する。また、装置の運用・監視・メンテナンスなどのサービスも提供する。
食品工場で発生した有機資源をバイオ炭素窯で処理すると、バイオ炭が生成される。これを食品残渣などから再生した堆肥と混合して有機堆肥を生成、農地へ施肥することで炭素貯留を行う。さらに、バイオ炭の炭素含有率や炭素残存率と、農地などに施用した量に基づいてJ-クレジットを申請取得する。
バイオ炭はそのまま土壌改良材として農地に施用しJ-クレジット化することや、石炭などを代替するカーボンニュートラルなバイオマス燃料として、発電や製鉄業などに活用することも可能だ。