セブン-イレブン・ジャパン、グルメコミュニティ運営企業に出資

SARAH(東京都台東区)は、セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)、DDホールディングスベンチャーキャピタル(DDHVC)から第三者割当増資による資金調達を実施した。2020年10月21日に発表した。SEJによるスタートアップ企業への出資は今回が初めて。

SARAHは、グルメコミュニティアプリ「SARAH」を運営する企業。レストランのメニュー単位での投稿が可能な点が特徴だ。さらに、同アプリのデータをベースに、外食トレンドを分析できるサービス「Food Data Bank」も提供している。調達した資金は、これらのサービスの営業、マーケティング、サービス開発の強化と人材採用に用いる。

SEJでは、今回の出資に合わせ「Food Data Bank」を導入することを決めた。このサービスからの情報を、従来から収集しているPOSデータや店舗情報と組み合わせ、セブン-イレブン店舗で販売する商品開発に用いていく。また、外食ビッグデータの収集から活用に、SARAHと共同で取り組む。

またDDHVCとSARAHは、DDホールディングスが全国で展開する170ブランド・約460店舗の飲食店運営の知見を使って、飲食店向け電子メニューサービス「SmartMenu」などを共同で発展させていく予定だ。

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