シャンティ コロナ対策へコミュニケーションロボを病院に導入

シャンティ(東京都目黒区)は、岡山中央病院にて、同社のコミュニケーションロボット「パラメディTAPIA」が、感染症対策の目的で運用されていることを2020年4月6日に発表した。病院の入り口に設置したロボットにより、病院スタッフが患者に接触することなく来院者をスクリーニングできる。

同病院では、2年前から産婦人科病棟でパラメディTAPIAを導入。入院に関わる注意事項や事務手続きなどをロボットが妊婦に説明することで、看護師の負担軽減などの効果を確認し、手ごたえを得ていた。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、このロボットを受付での問診に充てることを病院側が発案し、運用を開始した。

パラメディTAPIAは、来院者を検出してロボットでの問診を受けるよう声がけをし、熱や倦怠感の有無などを聞き取り、手指消毒を案内する。問診への回答で感染症の疑いがある場合には、病院スタッフのスマートフォンに通知が入る。該当の来院者には、院内の待機場所への案内がなされる。

新型コロナウイルス感染症に対するスクリーニングへのパラメディTAPIAの利用は、岡山中央病院の他、都内の安部病院などのクリニックでも始まっている。

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