DMPベンチャーと新生銀 信用スコア事業を立ち上げ

インティメート・マージャー(IM、東京都港区)と新生銀行は、金融事業者向けに個人の信用スコアリングサービスを開発・提供するための共同事業を立ち上げた。IMが3月2日に設立した新会社クレジットスコア(東京都港区)において実施するもの。2020年3月18日に発表した。

これに合わせて新生銀行はクレジットスコアに出資した。クレジットスコアは、IMが保有する日本最大規模のオーディエンスデータの高度な分析技術と、新生銀行グループの金融データを掛け合わせた信用スコアリングサービスを開発する。信用スコアを利用することで、金融事業者は、初めて取引する個人顧客への過剰な貸し付けを避けたり、詐欺・不正利用を検知しやすくなる。

クレジットスコアは当初は実証実験を兼ねた新生銀行へのサービス提供を行う。将来的には、小口ファイナンス全般に展開することを検討する。

IMは、データマネジメント・プラットフォーム(DMP)の企業だ。ウェブサイトのアクセス履歴など、インターネット利用者に関する様々なデータを蓄積・加工・分析する「IM-DMP」を持ち、マーケティングや広告配信の際に高度な標的化を可能にするサービスを提供している。新生銀行グループは、統合顧客データベース「YUI Platform」を構築。グループ横断の金融に関するデータ活用基盤の整備を進めつつ、新たな金融サービスの構築について検討しているところだ。

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