生涯活躍のまち上士幌町で MaaSプロジェクトの実証実験を開始

北海道上士幌町、Japan Innovation Challenge実行委員会(東京都港区)、SBドライブ(東京都港区)、MaaS Tech Japan(東京都千代田区)は、「生涯活躍のまち上士幌MaaSプロジェクト」を2019年10月5日から開始することを2019年9月20日に発表した。
本プロジェクトは、経済産業省および国土交通省が推進する「スマートモビリティチャレンジ」の一環。新しいモビリティー~サービスの社会実装に挑戦する地域などを応援するものだ。

 北海道上士幌町での移動の足は自動車だが、市街中心部や農村地域での高齢者などに向けた循環バスの財政負担・運転手不足問題を抱えている。また、マイカー以外で来訪した観光客や来訪者の移動手段も不足しているという問題を抱えている。そこで、今回の実証実験では、マイカー以外の移動手段の充実と、各種移動サービスの予約手続きを簡単・便利にするための仕組みづくりに取り組む。

 まず2019年10月5日から7日の3日間で、町内のスーパーから高齢者が多く居住する団地内まで、自動運転車両を走行させる。自動運転車両には、スマホアプリで注文・配送予約をした商品と、住民が共に乗ることになる。2019年11月以降から、MaaSアプリによる、観光客向けの最適なモビリティの案内・提供を行う実証実験に取り組む。

実証実験後も今後は更なる検証を重ね、2020年4月に開設予定の「道の駅かみしほろ」「かみしほろシェアオフィス」をMaaSと連携させることで移住・交流人口の増加を目指す。

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