JR東日本 コーポレートベンチャーキャピタル設立

 

東日本旅客鉄道は、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるJR東日本スタートアップ(東京都渋谷区)の設立を2018年2月6日に発表した。出資枠は50億円。駅や鉄道網など、JR東日本グループの経営資源を活用し、優れたアイディアや先端技術を持つベンチャー企業と新ビジネスや新サービスを開発する。

 

CVCでは、事業シーズ・先端技術の調査・発掘、ベンチャー企業への出資、JR東日本グループとの協業推進、システム開発マネジメント、 ワークスペース提供などのサポートを行う。出資先は、JR東日本の事業とシナジーの見込める小売、飲食、交通、観光、インバウンド、物流、決済や地域活性化に資する事業など。

 

JR東日本は2017年4月に「JR東日本スタートアッププログラム」を開始。ピッチイベントを開催したほか、旅行者向けの荷物預かりプラットフォームを運営するecbo(東京都新宿区)と、弁当などのデリバリーサイトを運営するスターフェスティバル(東京都渋谷区)の2社に出資している。 CVC設立は、同プログラムの活動を拡大し、積極化するためのもの。

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