北九州市、産総研、九工大、早大など、環境エレクトロニクス研究で連携

北九州市、産業技術総合研究所(AIST)と、九州工業大学、早稲田大学、北九州市立大学は、環境エレクトロニクス研究に関する連携で覚書を締結したと2017年11月6日に発表した。

北九州市環境エレクトロニクス研究所が企画・推進している、環境エレクトロニクスに関する共同研究プロジェクトと、プロジェクトを通じた人材育成、教育支援で連携・協力する。具体的には、省エネルギーの推進、自然エネルギーの活用などの観点から低炭素社会の実現に貢献する電気・電子工学分野の研究が対象になる。

北九州市は、2015年に北九州市環境エレクトロニクス研究所を設立し、2016年からは、同研究所を核に、市内の北九州学術研究都市にある九州工業大学、北九州市立大学、早稲田大学と連携してきた。今回のAISTとの連携を通じて、今後は北九州以外の地域との連携を進めていく。

また、北九州市環境エレクトロニクス研究所が中心となり、環境エレクトロニクス分野の具体的な研究テーマについて協議する、五者連携幹事会を開催する計画だ。幹事会では、研究設備を相互利用するなどしながら進める共同研究・人材育成について、具体的な方策を議論する。また、外部の競争的資金の獲得に向け、研究分野の検討や研究者のネットワークの構築にも着手している。

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