スマホで小児科医に相談 検証が横浜市栄区で11月から開始
Kids Public(東京都千代田区)は、国立成育医療研究センター政策科学研究部が2017年11月1日から横浜市栄区で実施する臨床研究「栄区母子小児医療相談研究:SIMPLE Study(シンプル・スタディ)」に、 スマートフォンを用いた遠隔医療相談サービス「小児科オンライン」を提供すると発表した。
シンプル・スタディは、出産後の母親が、スマートフォンで小児科医に相談するしくみに関する臨床研究だ。参加者を2グループに分け、前半グループでは出生直後から生後4カ月まで、スマートフォンによる相談を提供する。対する後半グループは、生後5カ月から8カ月まで、遠隔相談サービスを利用できるようにする。
出産後間もない母親に対する支援は、 産後うつや虐待のリスク回避に重要であるとされている。しかし、この時期の母親は、新生児の世話で外出もままならない人が多い。そこで、スマートフォンで自宅から小児科医に相談できるサービスが、母子にもたらす影響を検証する。
「小児科オンライン」は、自宅から小児科を専門とする医師とコンタクトできるサービスで、個人会員、企業会員向けに展開している。 平日の18時~22時の間、 LINEやSkypeなどのアプリを使って、チャットやTV電話などで相談できる。
