ロボットの未来像とは!? 独創のクリエイターが語る
近年、いろいろなコミュニケーションロボットが登場し、接客やおもてなしにも活用されている。その中でも特に異彩を放つのが、拍手に特化したロボット「ビッグクラッピー」だ。開発したバイバイワールドの高橋征資氏は、ロボットの未来像をどのように見ているのか。
拍手ロボットが
成田空港でおもてなし
拍手ロボット「ビッグクラッピー」は、独自設計の柔らかい手でパチパチと拍手し、軽快な声で歌ったり呼び込みを行う。店頭やイベント会場、スポーツ観戦など、いろいろなシチュエーションに対応し、500以上のセリフが用意され、三本締め、乾杯の音頭、エールを送るなど35種のパフォーマンスを披露する。また、セリフをカスタマイズし、各店舗に合わせたフレーズで呼び込みを行うことも可能だ。
定価34万8000円で2018年5月に発売され、初期ロットの100台は完売。リースも好調で、高島屋や東急ハンズなどでイベントや催事を盛り上げた。インバウンドを含めたおもてなしにも活用され、2019年11月~12月には成田空港で3体連動のパフォーマンスを行っている。そのユニークなロボットを開発したのは2013年設立のベンチャー、バイバイワールドだ。
拍手は世界に通じる
コミュニケーションツール
バイバイワールドを率いる高橋征資氏は、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科在学中にIPA(情報処理推進機構)の「未踏IT人材発掘・育成事業」スーパークリエータに認定。2013年にバイバイワールドを設立し、その活動と並行しながら、よしもとロボット研究所のチーフクリエイターとして、ソフトバンクのロボット「Pepper」のアプリケーションの企画・開発にも携わっている。
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