2018年5月号
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TOKYO 2020 レガシーを生む新ビジネス

「未来のスタジアム」への条件 地域とのシナジーが重要に

上林 功(スポーツファシリティ研究所 代表取締役)

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スポーツの成長産業化に向けたインフラとなり、オリンピックのレガシーとしても期待されているスタジアム・アリーナ。マツダスタジアムの設計を担当するなど、数々のスポーツ施設を手掛けてきた上林功氏が語る、スタジアム・アリーナの未来とは?

広島東洋カープの本拠地、マツダスタジアム。広島東洋カープは地域に密着し、観客動員や収益を大きく伸ばしている photo by Isao Uebayashi

上林 功(スポーツファシリティ研究所 代表取締役)

ーーー上林さんは、2009年のオープン以来、観客動員を伸ばしている『MazdaZoom-Zoom スタジアム広島(マツダスタジアム)』の設計を担当しました。マツダスタジアムでは、どういった設計の工夫を行ったのですか。

上林 私は、日本建築学会賞やIAKSゴールドメダルなど国内外でスポーツ施設の設計評価を受けている仙田満先生に師事し、実務を通じてスポーツ施設の設計を学びました。仙田先生は、公園や遊具も数多く設計した建築家です。マツダスタジアムの設計では、「都市スケールの遊具」としてスタジアムを考えていらっしゃいました。

マツダスタジアムの大きな特徴は、都市に開かれた施設になっていることです。部分的に外壁が取り払われ、スタジアムの外側にいてもフィールドの熱気が伝わってきます。

来場者の人の流れにも連続性が保たれていて、スロープでなだらかに中に入れるようになっており、街とコンコースがつながっています。いわば、スタジアムが街にどこまでも広がっていくオープンな場になっています。

アメリカのメジャーリーグ(MLB)では近年、野球場を「ボールパーク」と呼んでいます。スタジアムのような建築単体ではなく、パーク(公園)のような都市環境への広がりが意識されています。

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