教育イノベーションの核心 「教わる時代」から「学ぶ時代」へ

教育イノベーションの核心とは何か。膨大な学習情報を利活用した新しい教育プログラムが、「自ら学ぶ時代」の到来を示唆している。外国語教育や教材実装の現場から、その可能性と課題を展望する。

パソコンに代表される情報通信端末を介した学習の様子。教師は学習を補佐する役割を担い、生徒主体の学びを促している Photo by DGLimages / Shutterstock, Inc.

eラーニングで変わる学びの生態系

急速に進展する情報化は様々な側面で教育のマーケットを変えており、ひいては新たな事業のポテンシャルにつながる。

学習履歴の積み重ねは、小中高大の別を問わず、受動型教育から学生自らが能動的に学ぶことを容易にしている。加えて、膨大なデータベースから検索であらゆる知識が容易に引き出せるようになった。

今や教育現場では単なる知識の覚え込みに代え、それを適切に組み合わせ使うという実践的な側面が重要視されている。教室や班・ゼミ単位でグループを組み、具体的な課題設定に基づいた学び、つまりプロジェクト・ベースト・ラーニング(PBL)の実施が盛んになりつつある。

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