2017年4月号

地域防災の産業化

緊急時に威力を発揮する多拠点情報共有システム

パイオニアVC

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一般的なWEB会議システムを迅速で正確なコミュニケーションが求められる緊急時に活用しようとしても、要件を満足に満たせないのが実情だ。今回は、様々な緊急事態が広域な現場で発生する鉄道会社が使う、xSync(バイシンク)Prime Collaboration多拠点情報共有システムの導入事例を紹介する。

障害・トラブル発生時における活用事例

障害・トラブル発生時における活用事例

ICTを利用して鉄道事業の効率化を図る

鉄道の運行には様々なトラブルがつきものだ。トラブルが発生したとき、その対応手段として東急電鉄では、電話とパソコンのメールを使って様々な部署に連絡を取る。そのときは、伝言ゲームさながらに、数カ所の担当を経て連絡が回る。そのため時間がかかるだけでなく、トラブル発生現場では何が起こっているのかが不明瞭であり、対応する部署では“誰が”、“何を持って”、“どこに行けばいいのか”という判断が難しかった。現場の状況がよく分からないまま、まずは、とにかく様々な部署が現場へ確認のための出動を行い、その後、後続の部隊が対応にあたっていた。

そうしたトラブル、いわゆる緊急時に対応するため、東京急行電鉄株式会社(以下、東急電鉄)の鉄道事業本部電気部計画課が2016年4月より多拠点情報共有システムとして、「xSync(バイシンク)Prime Collaboration」を導入した。

「私どもの課は、2015年4月に新設されたばかりの課です。ICTや新技術を用いて業務生産性向上を図ったり、お客様へのサービスを向上させるための施策を推進するというのが課の目的です。そして、その活動のひとつとして、16年4月に、携帯端末であるiPhoneとiPadを導入しました。xSync(バイシンク)Prime Collaborationも同時に採用しています。」と計画課の主事である坂本雅彦氏は説明する。

坂本 雅彦 氏 東京急行電鉄株式会社鉄道事業本部 電気部計画課主事

これまではアナログな人海戦術で対応してきた

導入された携帯端末は約1500台。メンテナンス等を行う技術系のスタッフには、ほぼ一人に1台。駅で業務に従事するスタッフや、ぞれぞれの列車の乗務員にも端末が行き渡るようになっているという。

「同多拠点情報共有システムを選んだのは、Windowsマシンだけでなく、タブレットに対応していること、音質が良いところ。そして、UIが優れていて慣れてしまえば、非常に使いやすいところです。また、モバイル端末をiOSにしたのは、操作を統一した方が何かと便利だからです」と坂本氏は選定の理由を説明する。

iOS標準のFacetimeを用いた会話では、1対1の通話しかできないため、多拠点での接続の必要性やより良い音声品質が求められ、同システムの導入を決めた。

通常、このようなWEB会議システムは、平時の定例会議用として導入するケースが多い。しかし、東急電鉄では、トラブル時の早期の情報共有が主目的であったのだ。

導入後に発生した大きなトラブルに活用

システム導入後、信号トラブルが発生した。

「運行に支障をきたすトラブルだったため、現場の担当者に携帯端末で撮影をしてもらいました。その写真をすぐに、チーム全体で共有し、xSync(バイシンク)Prime Collaborationを使うことで、現場だけでなく本部にいる技術者も状況を迅速に把握し、対応を協議して復旧作業への指示を出すことができました。状況を把握するまでの時間は、同システムを導入する前よりも確実に早くなっています」と坂本氏。

また、以前は、現場の復旧状況がわからないため、お客様への運行再開見込み等の情報提供や、マスコミ向けのアナウンスもタイムリーに出すことができなかった。しかし、同システムの導入により、現場の状況がわかるようになったため、よりスピーディーな情報提供が可能となったのだ。

「現状で言えば、xSync(バイシンク) Prime Collaborationの活用は、まだ50点くらいでしょうか。現場にさらなる浸透を図っていきたいと思っております。できれば、平時の定例的な会議でも使えるようになれば理想的です。また、今回の取り組みは、東急グループ全体としての最初のトライアルという役割も担っています。実際に、東急グループの他の部門からも興味を持たれています。グループの代表として、まずは鉄道事業本部でしっかりと活用していって、他の部署にも展開できるようになればと考えています」と坂本氏。

東急電鉄としては、非常時への対策用としてのxSync(バイシンク)Prime Collaborationの利用に手応えを感じているようだ。そして、今後は、日常業務である定例会議などにも使いたいという。それが、平時/非常時の両面を満たす100%の活用となるのだろう。

xSync(バイシンク)Prime Collaboration多拠点情報共有システム

 

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  4. mail:xsync_sales@pioneer.vcube.com
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