「eスポーツ」の熱狂、日本上陸 ゲーム観戦はエンタテイメント
ゲームの達人たちが、自らの腕を競い合う「eスポーツ」。海外では、多くの観客を集め、新しいマーケットをつくり出している。昨年には、日本初の専用施設「eスポーツスクエア」が秋葉原にオープンした。
複数のプレイヤーがコンピュータゲームでバトルを繰り広げる「e(エレクトロニクス)スポーツ」。今、海外では大手企業がスポンサーになり、ハイレベルなプレイヤーが高額賞金をかけて競い合う大会が開催され、大勢の観客が熱狂している。
日本初の本格的なeスポーツの拠点として、2014年1月に東京・秋葉原にオープンしたのが「eスポーツスクエア」だ。店内には、ゲーミングスペースだけでなく、大勢でゲームを観戦できる大型スクリーン、競技用ステージ、実況解説席、バーなどが揃っており、来場者が達人のプレーを楽しく観戦できる環境が整っている。また、配信設備も充実しており、ハイクオリティな生放送や録画が可能だ。
日本のゲーム業界に風穴
広告業で成長を遂げてきたSANKOが、eスポーツに進出したのは2011年。代表取締役の鈴木文雄氏は、「米国や韓国でゲームが競技となり、若者たちが多額の賞金とスポンサー料を獲得しているシーンを見て衝撃を受けました。ゲームがスポーツとなり、プレイヤーがプロとして活躍できる枠組みにピンときたんです」と語る。
鈴木社長は、テストマーケティングのために、千葉県市川市の雑居ビルに最初のeスポーツ施設をオープン。しかし、オープンから2週間は全く客が来ず、苦戦したという。
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